2020年 「ピカソとペーパー」展
76 x 50cm、オフセット印刷
2020年1月25日〜4月13日の開催予定が、新型コロナの影響で、8月2日まで延長された展覧会のポスターです。これは復刻複製ではなく、今展覧会で貼られた本物、実物のポスターが届いています。
(2020年は歴史に残る特別な年になりました。そういう意味でも、残すべき価値のあるポスターになると思います)
そもそも、RAとのやり取りは、この展覧会の情報からはじまりました。美術展関係者の方なら誰もがご存知の話ですが、ピカソを扱うのはとにかく大変なのです。理由は長くなるので、ここでは省略しますが、とてつもない労力が必要とされます。そんなピカソの80年のキャリアにおける約300点の作品が集められ、その中には、ゲルニカの下絵や、4.8mにおよぶコラージュも展示されました。
バーチャルツアーが、今もまだ見られます。
https://www.royalacademy.org.uk/article/picasso-and-paper-virtual-exhibition-tour
その準備を考えると、今回、起きている事には、本当に胸が痛みます。
2020年の春、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、英国政府がロックダウンを実施、RAも3月17日から、約4ヶ月の閉館が余儀なくされました。その後、7月9日から展覧会は再開され、8月2日まで会期は延長、チケットは完売したとは言え、安全確保のため、販売されたのは、本来のキャパシティーの20%分だけ。展覧会としては赤字になってしまいました。
ピカソは、著作権がまだ、生きている作家です。でも、本人は既に亡くなっており、その権利に関わる人が、大勢いらっしゃいます。
だから展覧会をやるからといって、グッズを色々用意するのは、他の場合に比較して、とても大変です。制約も多く、時間もかかります。しかし、今回の展覧会に向けて、RAは、かなり頑張ってグッズを用意していました。
ところが、展覧会が縮小、、、、
RAから、持ちかけられた相談は、少しでも良いから、日本のファンの人達に、このグッズを紹介してほしいというリクエストでした。
次回は、日本ではここだけ、というか、ロンドンでも、買うに買えなかった、ピカソのグッズを、ここ、THE MUSEUMS SHOP by Eastで、ご紹介します。どうぞ、お楽しみに!!