額絵 《裸のマハ》フランシスコ・デ・ゴヤ
紙のサイズ:42 x 33cm
イメージサイズ:35.7 x 18cm、オフセット印刷
インバーコートG 300gsm
《裸のマハ》フランシスコ・デ・ゴヤ
1800年以前の作品、油彩/カンヴァス
裸婦を描くことは、まだタブーとされていた時代に、神話とか、天使とか言い訳を用意しないで、生身の女性のヌードを、ドーンと真っ直ぐに描いたこの作品は、ゴヤの作品の唯一の裸婦像です。ありとあらゆるヌードが、存在する21世紀になっても、プラド美術館の展示室でこの作品といざ対面すると、必要以上にドギマギしてしまいます。
スペインでは特にヌードはタブーでしたが、そんな時代に、ゴヤに作品を依頼し、私室に、これらを含めた三作の裸婦画を飾っていた人、それが「ゴドイ」という人だったのですが、この人の事は、とてもここに書き切れるような話ではありません。でも、こういう人だから、マハの二作品を所有出来たんですね。絵画と歴史、そして歴史上の人物の関係は、知りすぎると絵画を見る時に、邪魔になってしまうかもしれませんけれど、調べてみるのも絵画の楽しみのひとつかもしれません。